JRバスは、主要駅前にバスターミナルを備えているので、乗り場がわかりやすいのが特徴。大きな荷物を持っていても、乗車時間まで駅構内で待つことができるため、天候を気にせずに乗車できます。
JRの夜行高速バスには、リーズナブルな4列シートの「青春エコドリーム号」から最上級の「ドリームルリエ号」まで、車両のタイプを選べます。

特に人気が高いのが豪華で快適な「ドリームルリエ号」。トイレ付の車両で、全てプライベートカーテン＆空気清浄機付き。Wi-Fiとコンセントはもちろん、タブレットも全席完備しているため、移動中も退屈しません。

東京の乗車場所は「東京駅八重洲南口」や「バスタ新宿（新宿駅新南口）」が最も多く、乗り場がわかりやすいのがうれしいポイント。ほかにも数は少ないですが「東京ディズニーランド(R)」発の便もあります。

また、全24便の内、19便は「大阪駅JR高速バスターミナル」で下車できます。便によっては「京都駅」や「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」に到着するものも。その先の目的地への移動を考えて選んでくださいね。

＜JR夜行高速バス（大阪～東京）データ＞
料金：3,500円～(税込・座席指定可)　※クレジットカード割引あり
関西の主な降車地：京都駅烏丸口、JR奈良駅、JR大阪駅、USJ、天王寺駅、宝塚駅、三宮バスターミナル　他
サービス・設備：トイレ、空気清浄機、プライベートカーテン、AC100Vコンセント（orUSB充電ポート）、ブランケット、スリッパ、Wi-Fi、女性専用席：プレミアムドリーム、ドリームルリエ以外の全車両にあり
夜行バスは安くて便利ですが、寝起きの身だしなみを整えられないのが難点ですよね。そんなお悩みに応えてくれるのが「VIPライナー」。主要な乗り場(東京、新宿、京都、大阪、なんば)の近くに、無料で利用できる専用ラウンジがあります。

大型テレビの設置されたフリードリンク付きの待合室の他、パウダールームやフィッティングルーム、無料コスメも充実。東京、大阪、なんばには、シャワールームまで完備されています。
関西の降車地は９カ所。車両タイプ、行先、時間、予算等選択肢も豊富です。車内放送で一斉フルリクライニングできるシートなので人への気遣いも不要。料金は少々高めですが、クーポンや「間際割」などを利用することでお得に利用できます。

関東から関西方面へは、1日18便。東京では「バスタ新宿4F」「東京VIPラウンジ」発の便が、それぞれ9便ずつあります。一部の便では、「東京ディズニーランド(R)」や「秋葉原」からも出発。また埼玉や千葉、横浜など幅広いエリアから乗車できます。降車場所は京都駅近くの「京都VIPラウンジ」や「大阪駅」、なんば駅近くの「VIPヴィラなんば」など。関西の主要観光地に到着する便が多くて便利です。

＜VIPライナー　データ＞
料金：3,400円～(税込・座席指定可)　※クーポンや「間際割」あり
関西の主な降車地：京都、祇園四条駅、新大阪、大阪、なんば、USJ、神戸三宮他2カ所
サービス・設備：プライベートカーテン、コンセント、USBコネクタ、枕、ブランケット、腰ピロー, トイレと無料Wi-Fiとスリッパとルームウェアは一部車両のみ、　 女性専用車両：プルメリア、プルメリアグランデ、チェリッシュ
お客様の声を基に、快適性を追求したオリジナルデザインシートの車両を次々と繰り出し、人気を得ているのが「WILLER EXPRESS」。豊富なラインナップなので、予算や好みに合わせて選択できます。

シート全体がシェル型構造で眠りのための最適な環境が備わった「ReBorn」は、電動ゆりかごリクライニング。乗り心地のよさは旅の疲れを感じさせません。身長181センチくらいの男性でもゆったりくつろげ、高身長の方にもおすすめです。
どの車両も足元が広めの豪華な設計。価格はシートによって変わりますが、様々な割引特典があります。Wi-Fi搭載の車両では、WILLER THEATERアプリをダウンロードして自分のスマートフォンやタブレットで、人気映画やオーディオブック等が無料で視聴できます。

東京方面から大阪方面へは27便。「東京駅」「バスタ新宿」「池袋サンシャインバスターミナル」や「東京ディズニーランド(R)」など乗車場所が多いのでとても便利。

また、降車場所も滋賀県、京都府、大阪府、和歌山県、兵庫県を幅広く網羅しているので、関西旅行のプランを立てやすいのもうれしいですね。大阪梅田には、スタイリッシュな空間にインターネットスペースやパウダールームを完備したWILLER専用のバスターミナルがあり、早朝6:00～24:30まで利用できます。

＜WILLER EXPRESS　データ＞
料金：5,500円～(税込　※Relax東京⇔大阪通常価格、ReBornは8,800円～）※タイムセールあり
関西の主な降車地：彦根駅、京都駅、祇園四条駅、ウィラーバスターミナル大阪梅田、USJ、なんばOCAT、和歌山駅、神戸三宮　他11カ所(＊2020年2月1日からは桜島リーベルホテルが追加予定です)
サービス・設備：プライベートカーテンまたはカノビー(寝顔を隠せるフード)、充電設備(コンセントまたはUSBポート)、ブランケット、Wi-Fi(一部車両のみ)/ 女性専用席：有
さくら観光のバスは、ほぼ全ての車両にコンセントと無料Wi-Fiを装備。移動中も翌日の観光プランをたてたり、動画の視聴やゲームもできたりします。時間を持て余しがちなお子様連れの家族でも利用しやすいバスと言えるでしょう。
関西行きのバスには6種類のラインナップ。「リラックス3」(通常6,550円でさらに割引プラン有)は横3列、縦10列の完全独立シートで女性にも安心。フットレスト付きのシートは140度リクライニング。プライベートカーテンも装備されています。就寝用の耳栓も常備。またトイレ付きの安心バスです。充実した設備にもかかわらずリーズナブルな料金設定が人気です。

関東から関西に向けては21便。「東京八重洲」「バスタ新宿」発が多く、便によっては池袋や秋葉原からも乗車できます。降車場所は大阪をはじめ、京都や神戸まで主要なエリアを網羅しているのもうれしいポイント。大阪には、難波や開設されたばかりのさくら専用の「ヨドバシ梅田バスターミナル」などに停車。その先の観光スケジュールに合わせて降車場所を選びましょう。

＜さくら観光バス　データ＞
料金：1,850円～(税込・座席指定可 有料）※サクゴーSALE,　割引プラン有
関西の主な降車地：京都八条口、大阪梅田、ヨドバシ梅田タワー、USJ、難波、神戸市、神戸三宮　他3カ所
サービス・設備：トイレ(リラックス3, キラキラ号のみ)、プライベートカーテン(プレミアム2×1, リラックス3のみ)、コンセント(スタンダードを除く)、Wi-Fi(スタンダードを除く)、ブランケット、耳栓(＠ライナースタンダード、スタンダードを除く)/ 女性専用車あり 「女性専用スタンダード＠号」
 
夜行バスの難点が、お風呂に入れないこと。スッキリしたい人におすすめなのが、大阪梅田なら「大東洋メンズサウナ」「大東洋レディスサウナ」。それぞれ5:00～10:00の間は早朝コース(1,400円・税込、タトゥー不可)があります。

京都駅周辺なら、JR京都駅から徒歩2分の『京都タワー大浴場 「Public Bathhouse YUU」』。7:00から利用(平日770円、土日祝910円、各税込、タトゥー不可)でき、タオル、シャンプー、リンス、ドライヤーが完備されています。
大阪の新梅田シティには、WILLER直営の『WILLER café』があり、6:30から利用できます。モーニングセットは3種類(400円・税込)～。WILLER利用者は全品50円引きです。

JR大阪駅すぐの「ルクア」B1Fの『boo’s kitchen』は、7:00開店。「モーニングボックス」が310円(税込)とリーズナブル。テイクアウトもOKです。

JR大阪駅から徒歩1分のグランフロント大阪B1F「ザ シティベーカリー UMEDA」も7:00開店。7:30からのプリッツェルクロワッサンとドリンクのついたモーニングプレート(1,100円・税込)が人気です。
京都市営地下鉄京都駅コンコース 中央１改札口北側にある「OGAWA COFFEE京都店」は7:30開店で、モーニングセット(900円・税込)が人気です。

JR京都駅八条口から徒歩1分のホテルシエント京都・本館１階「和食　舞(まい)」では、早朝6:30から和食ビュッフェ1,650円・税込)がいただけます。だし巻き玉子、京湯葉入り茶碗蒸し、西京焼きなど京の上品な味付けのお料理を朝から堪能できます。
さて、ここまで東京から関西へのおすすめの夜行バスについて、ご紹介させていただきました。限られた旅行日程の中で、時間を有効に使いながらバスの旅も楽しんで、そしてしっかり体を休ませられる快適な移動で、次の目的地での観光を思いっきりエンジョイできますように。