保育園の求人紹介だけでなく、これからのキャリアについての相談、面接の練習など、さまざまなサポートをしてくれる保育士向け転職サイト。
最近はさまざまな会社の広告を見かけるため、「結局、どの転職サイトを選べばいいの?」と悩んでしまいますよね。そこで本記事では、「人気度」「求人数」「雇用形態の幅広さ」などをもとに作った、おすすめの保育士向け転職サイトランキングを紹介します!
保育士向け転職サイトの選び方や、利用するときに注意したい点についても解説しますので、ぜひ最後まで読んでみくださいね。
【人気ランキング】保育士におすすめの転職サイトランキングTOP10
1位:保育士バンク!|細やかな条件に対応
保育士バンク!は、ブランクあり・未経験歓迎・男性保育士など細やかな条件に対応しています。
地方の求人も多く取り扱っていることから、自分にあった求人が探しやすいサイトです。
また、コンサルタントによる丁寧なフォローを受けられるため、初めて転職サイトを活用する人にもおすすめです。
直接相談だけでなく電話相談にも対応してくれるので、忙しい人も安心して利用することができます。
保育士バンク!はこんな人におすすめ!
- 初めて転職サイトを使う人
- 細やかな条件検索機能を使いたい人
- 地方の求人を探している人
- 利用者の口コミ
登録後すぐに対応してくれた
登録後、メールで連絡があり、その後電話で勤務地希望、仕事内容についての希望、時給等、こちらの希望をたくさん聞いてくれました。その後、希望に合った保育園の詳細を、メールで送ってくれました。また、保育園との面接の日程等についても調整してくれ、もし見学、面接して希望に合わない場合の保育園とのやりとりも、引き受けてくれると言われました。
最後に、担当してくれたお兄さんは、「2,3か所見に行ってみて、合う場所を見つけて下さいね。」と言ってくれ、とても親切にしてくれました。
求人数が多く比較しながら選べた
こちらを選んだのはずばり口コミ評価の高さと求人数の多さからです。自分に合った職場を見つけやすいとネットで見たので私も利用してみることにしました。私は産後も復帰しやすい職場を求めていたので、職場の働きやすさや雰囲気を最重視していました。アドバイザーの方に相談してみたところ、条件の合う保育園を複数見つけてくださり、その中から三つほど応募してみることにしたのです。結果は二つの園から採用を頂き、その中でも特に自分に合いそうだなと思った園を選ぶことになりました。ネットでの口コミ通りの結果となり、大満足しています。
2位:保育士ワーカー|転職に成功した人は年間3万人
保育士ワーカーを運営するトライトグループは、長年転職サポート事業を行っています。保育士ワーカーを利用して転職に成功した人は年間3万人という実績があります。
各求人案件の残業時間や有休消化率などのコアな情報も網羅しており、職場のイメージがつかみやすいのも特徴です。
また、職場の人間関係などについての情報も教えてもらえます。
保育士ワーカーはこんな人におすすめ!
- 転職サポートを長く行っている会社を利用したい人
- 求人先の残業時間や有休消化率も知りたい人
- 何度でもサポートしてくれるサイトを使いたい人
- 利用者の口コミ
内部の情報を教えてくれた
内部の事情をいろいろ聞けたのでよかった。給与面なども詳しく園に聞いてくれたので安心できた。
長く働けるように配慮してくれた
連絡の際に以前の職場のやめた理由、それによって次の職場では同じことが起きないようにと、内容を確認しながら私に合う仕事を探してくれました。
長く働けるように配慮してくれた
連絡の際に以前の職場のやめた理由、それによって次の職場では同じことが起きないようにと、内容を確認しながら私に合う仕事を探してくれました。
気軽にLINEでもやり取りができる
登録は簡単で、登録後は担当者と電話やメールの他にLINEでもやりとりが出来るところ。
3位:ヒトシア保育(旧:保育ひろば)|求人のほとんどは非公開求人
ヒトシア(Hitoshia)保育(旧:保育ひろば)で扱っている求人のほとんどは非公開求人で、保育士の他にも栄養士や調理師、学童指導員など幅広いことが特徴です。
コンサルタントは地域専属で特定の地域情報に詳しいため「この地域で働きたい」という希望がある人は、まずはコンサルタントに相談するとよいでしょう。
ヒトシア保育はこんな人におすすめ!
- たくさんの案件を扱っているサイトに登録したい人
- 保育士以外の職種にも興味がある人
- 地域密着型のコンサルタントによるフォローを受けたい人
- 利用者の口コミ
情報が盛り沢山でした!
求人情報だけではなく、保育士として働く先輩保育士のコメントや保育士として何が必要か、保護者とのコミュニケーションの取り方など、求人情報以外のためになる情報が盛り沢山です。求人意外に見るものが多くて、とても勉強になりました。保育士を目指す人以外にも、子育てをしている人や保育園に預けている人にも登録してほしい、おすすめのサイトです。不定期ではありますが、さまざまな情報がメールで届くので、空いている時間に見れるお手軽さもあります。転職までが早くてびっくりでした!
口コミなどで、とにかく仕事が早いと言う情報を見ていましたが本当に仕事が早くてびっくりでした。担当の方が速やかにおはなしを聞いてくれて、こちらの条件にあった求人を紹介してくれます。あとは案内されるがままに面接を受けたのですが思ったより早く面接まで行けたことに驚きを隠せませんでした。良い意味で心の準備をする時間がなかったです。担当さんが熱心だった!
正社員の他にパートや派遣の求人もあると聞いて登録しました。登録してすぐ次の日に担当の方から電話がかかってきて、希望の条件など詳しくヒアリングされました。保育ひろばではこちらの希望条件を、事前に園に問い合わせてから紹介してくれるらしいです。初めから希望条件の合う園を紹介してくれるのは無駄がなくていいと思います。担当の方は本当に熱心で、何度も何度も電話連絡をくれました。電話がちょっと多いなと思うほどでしたが、それだけ私の就職活動に真剣に取り組んでくれていると思うと嬉しかったです。
4位:保育士人材バンク|児童発達支援管理責任者(児発管)の求人にも多く対応
保育士人材バンクは、医療業界や福祉業界とのつながりが強く、保育士や幼稚園教諭のほか、児童発達支援管理責任者(児発管)の求人にも多く対応しています。
児発管とは、障がいを持つ子どもが福祉サービスを利用する際に、必要な個別支援計画を作成して提供される福祉サービスを管理する専門職です。
非公開求人も多数あり、専任キャリアパートナーによる細やかなサポートを受けられる点も魅力のひとつです。
保育士人材バンクはこんな人におすすめ!
- 非公開求人の情報がたくさん欲しい人
- 公的な評価を受けているサイトを利用してみたい人
- 児発管の求人を中心に探している人
- 利用者の口コミ
育児と家事が両立できる仕事を紹介してくれた
自分の働きやすい時間で仕事を探してくれた。また、持ち帰りの仕事がなく、仕事と育児家事の両立が出来るほどの仕事量でも探してくれよかった。
履歴書の書き方や面接対策もしてくれた
アドバイザーはじっくりと話を聞いてくれて、こちらの事情に合わせた保育園を紹介してくれるだけでなく、履歴書の書き方や面接の心構え等を事細かに指導してくれました。
履歴書の書き方や面接対策もしてくれた
自分の条件にあった場所をいくつも紹介してくれるところ。園見学の時は一緒に同行してくれたのも心強かった。
5位:保育のお仕事|優良な非公開求人も豊富
保育のお仕事は、18,000件以上ある公開求人の他にも優良な非公開求人を多く保有しています。
保育園や幼稚園の他にも、こども園や学童保育、企業内保育などさまざまなタイプの職場の求人を取り扱っているため、自分が働きたい職場がみつかるでしょう。
キャリアアドバイザーは、掲載されている企業に直接訪問しているため職場の雰囲気や人間関係など、細かい企業情報を教えてくれるので安心です。
保育のお仕事はこんな人におすすめ!
- こども園や学童保育など保育園以外の職場環境も検討したい人
- こだわりの条件で自分にあった求人を探したい人
- キャリアアドバイザーのサポートを受けながら転職活動したい人
6位:保育求人ガイド|保育案件シェア87%
保育求人ガイドは、保育案件シェア87%と求人数の多さが魅力の保育士に特化した転職サイトです。離職率の低い園や駅近など働きやすい求人を豊富に取り扱っていて、働き方も週休3日やパートなど雇用形態も選べるためブランクがある人にもおすすめです。
また、録画面接やバーチャル園内見学といった独自のサービスも展開しているため、まずは気軽に登録してみると良いでしょう。
保育求人ガイドはこんな人におすすめ!
- 多くの求人から自分にあったところを探したい人
- 週休3日やパート勤務を希望する人
- バーチャル園内見学など家にいながら職場見学をしたい人
7位:ミラクス保育|非公開件数を多数扱っている
ミラクス保育は、保育士に特化したエージェント型の転職サイトです。
保育士や幼稚園教諭を経験しているコンサルタントが在籍しており、細かなヒアリングを行ったうえで転職活動を丁寧にサポートしてくれます。
非公開件数を多数扱っている点も特徴で、公開求人とあわせるとおよそ67,300件の求人を扱っています。
正社員・パート・アルバイト・派遣という枠組みに加えて、長期・短期などライフスタイルにあわせた条件から選ぶことが可能です。
ミラクス保育はこんな人におすすめ!
- 保育士経験のあるコンサルのサポートを受けたい人
- 非公開求人を多数扱っているサイトを利用したい人
- 首都圏の求人を探している人
- 利用者の口コミ
担当の人が優しくて話しやすかった
パートで勤めていたので正職での求人を希望して登録しました。すぐに人材コンサルタントの方から連絡があり、こちらの条件を伝えました。私は以前大規模な保育園に勤めて人間関係で悩んだことがあり、小規模な保育園を希望していることを話すと親身になって話を聞いてくれてアドバイスもしてくれました。他にも将来のこの地域の求人の動向なども話してくれて参考にもなっています。企業主導型の保育所を紹介してもらい面接に行きましたが、まだ就職は決まっていません。
面接きめ細かい検索が可能
サイトのデザインが非常にシンプルで使いやすい点がとても気に入りました。求人の検索も都道府県、市区町村を選択できるため、希望の通勤エリアに絞って探すことができるので非常に助かりました。検索条件も職種や施設形態、勤務形態の他にもこだわりの項目を選ぶことができ、バラエティーに富んでいます。自分が求める仕事をピンポイントで探し当てることができて助かりました。全国の求人検索に対応していますが、中でも東京や関東エリアについての求人が充実している印象でした。
8位:ほいてんサーチ|実際に働いた人からの評価や口コミを見れる
ほいてんサーチは、求人情報とあわせて実際に働いた人からの評価や口コミを見れるようになっており、転職に不安を抱える人でも安心して転職先を探すことができます。
また、保育士に特化した求人を扱っており、時期によっては60,000万件近くの求人情報が掲載されています。
求人数が多いため、全国どこでも保育業界の仕事を見つけやすいと言えるでしょう。
保育士の転職に関するお役立ちコラムも用意されているため、知識を身に着けながら転職活動に取り組むことができるのも特徴です。
ほいてんサーチはこんな人におすすめ!
- 実際に働いた人の評価や口コミを知りたい人
- 多くの求人情報を確認したい人
- お役立ちコラムなどを活かして安心して転職したい人
9位:ほいく畑|コンサルタントによる手厚いサポート
ほいく畑は厚生労働大臣認可の保育士就職支援センターで、案件紹介から就職後までコンサルタントによる手厚いサポートが受けられます。
未経験歓迎やブランクあり可などの求人も多数扱っています。全国的に展開していますが、主に首都圏の求人が多いことも特徴です。
ほいく畑はこんな人におすすめ!
- ブランクがある人
- 首都圏への転職を希望している人
- 公的機関からの評価を受けているサイトを利用したい人
- 利用者の口コミ
専任コーディネーターが丁寧です!
私の希望条件は厳しかったのですが、さまざまな求人を見つけてくれたのには感謝しています。本当に選任コーディネーターの方は丁寧で、優しい雰囲気でした。特に条件がいい非公開求人を持ってきてくれたので、自分一人では見つけられない職場に出会えたことがよかったです。また、人間関係で悩みにくい職場も紹介してくれました。これは、コーディネーターの方が確認して、職場の雰囲気をリサーチしているようです。面接対策が助かった!
非常に明るい事務員さんが数多く在籍していらっしゃいました。園長や同僚との人間関係のやり方や、面接で役に立つキーポイントを上手く教えてくれました。それは保育士転職に大いに寄与しました。また、保育の現場における保護者問題の回避の例といった内容が参考になりました。面接に対する心構えと受け答えをしっかり教えてくれたときには、嬉しかったです。そういう点がこのサイトが高く評価されているもっともな理由でしょう。自分自身も年収アップが達成できたことが嬉しかったです。
10位:ほいくジョブ|企業内保育施設や院内保育施設などの求人多数
ほいくジョブは、年間利用者数が3万人以上の非常によく利用されている転職・派遣支援サービスです。
企業内保育施設や院内保育施設などの求人も多数扱っており、一般的な保育園や幼稚園以外への就職を希望する人も、求人を見つけやすいでしょう。
コンサルタントによる丁寧なサポート体制が組まれており、履歴書の作成からサポートしてもらえるため、初めて転職サイトを利用する人にもおすすめできます。
ほいくジョブはこんな人におすすめ!
- 初めて転職サイトを利用する人
- 企業内保育や病院内保育に興味がある人
- 利用者の多いサービスを使いたい人
- 利用者の口コミ
不安なことはアドバイザーに相談
求人の幅が広いように感じます。保育園だけではなく、病院内保育施設など、これまで転職先として考えていなかった求人を多数見かけました。業界に詳しいスタッフさんに無料で相談出来るので、今までに経験したことのない職場にも安心して応募出来ますよ。私も保育園でしか実務経験がありませんでしたが、アドバイザーさんの助言のおかげで今の職場にもしっかり馴染めています。
自分らしく働ける職場が見つかった!
保育士求人を専門に扱っているので、正社員、派遣、パートなど様々な勤務条件から働き方を選ぶ事が出来ます。いろいろな働き方の中から、ライフスタイルに合わせた働き方を提案してもらえました。働き方を工夫することで自分やパートナーに負担を掛ける事がなかった点も高評価です。私の場合は特に担当さんとの相性もバッチリだったので、親身に相談に乗ってもらえたという点でも満足できました。せっかく持っている保育士資格を少しでも有効活用できるのと、働く事へのブランクがなくなるのが決め手となり、活用させて貰いました。
保育士向け転職サイトの選び方
保育士向け転職サイトは今回紹介した他にもたくさんあり、どこを使ったらよいのか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。そこで自分にあった転職サイトの選び方を解説します。- 求人を探す暇がないならエージェントタイプのサイトを選ぶ
- 園や施設に関する情報量の多さで選ぶ
- 転職したい地域の求人の多さで選ぶ
- 利用したい転職サポートがあるかで選ぶ
求人を探す暇がないならエージェントタイプのサイトを選ぶ
転職サイトに登録する前に、自分にあうサイトのタイプを知っておく必要があります。転職サイトには、サイト型とエージェント型の2種類があり、それぞれ下記のような特徴があります。サイト型の特徴 | エージェント型の特徴 |
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園や施設に関する情報量の多さで選ぶ
求人情報に掲載されている年収や休日数だけを見て保育園や施設を選ぶと、就職後に思っていた職場ではなかったと後悔してしまう場合もあります。職場の雰囲気や実際の残業時間についても確認してから、就職先を決めるとよいでしょう。職場の雰囲気などは求人票からだけでは分かりません。転職サイトによって求人票以外の情報量は異なります。職場の取材記事やアドバイザーのコメント、口コミなど、その他の情報が豊富であるほど、自分に合う転職先を見極める材料となります。公開されている求人を見てみて、どれだけ欲しい情報が記載されているかでサイトを比較しましょう。
転職したい地域の求人の多さで選ぶ
そもそもサイトで扱っている求人数が少ないと最初から選択肢が絞られてしまうため、自分が転職したい地域の求人をたくさん扱っているサイトに登録する必要があります。地域別で求人を検索できる機能を持たせたサイトも多いため、希望のエリアで検索してみましょう。検索結果の求人数の多さでその地域の転職に強いかどうかが分かります。
利用したい転職サポートがあるかで選ぶ
転職サイトによっては面接支援や履歴書の添削、資格取得支援など、無料の転職サポートサービスを提供しているところもあります。特にエージェント型のサイトでは独自のサポートを用意していることも多いので、比較・検討してみましょう。
保育士向け転職サイトのメリット・デメリット
ここまで保育士向けのおすすめ転職サイトを紹介していきました。しかし実際に利用してみると、思い通りに転職活動が進められないと感じるかもしれません。そこで、利用する前にどのようなメリットデメリットがあるのかも知っておきましょう。保育士向け転職サイトのメリット
保育士向け転職サイトのメリットは次の5つです。- 事業所の内部情報まで教えてくれる
- 自分に合う求人を紹介してもらえる
- 選考書類の添削や面接対策をしてくれる
- 年収や待遇交渉を代行してくれる
- 転職やキャリアに関する相談にのってくれる
事業所の内部情報まで教えてくれる
転職サイトによっては、一般的な求人情報だけでなく、各事業所の内部情報まで独自に調査をして教えてくれます。職場の写真や働いている人の生の声、職場の人間関係など、応募先の厳選に役立ちます。どれだけ条件の良い求人でせっかく内定をもらえても、想像していた職場と大きく異なると、居続けるのが困難となり、また転職活動が必要になってしまいます。内部情報まで分かっていれば、ミスマッチのリスクは減らせるでしょう。
自分に合う求人を紹介してもらえる
転職サイトは基本的に自分で求人を探しますが、転職エージェント機能付きの転職サービスを利用すると、おすすめ求人を紹介してもらえます。初めての転職活動では、自分にあった求人とはどのようなものか迷ってしまいます。蓄積されたノウハウを元に紹介される求人を参考にすると、応募先を絞り込みやすくなるでしょう。紹介してもらえる求人によっては、想定していなかったものがあるかもしれません。自分の新たな可能性や選択肢に気づき、新たな一歩を踏み出してください。
選考書類の添削や面接対策をしてくれる
選考書類の添削や面接対策を利用すると、初めての転職活動でも内定の確率を高められます。添削なしでは、書類選考に落ちてもどこが悪かったのか分からず、次に活かせません。面接対策では模擬面接までおこなってくれると、場慣れして本番で緊張せず受け答えができるようになるでしょう。転職する理由など、聞かれやすい質問の回答はネガティブな内容にならないようにしてください。
年収や待遇交渉を代行してくれる
転職サイトの中には、内定が正式に決定する前に年収や待遇の交渉を代行してくれるところもあります。転職をするならば、できるだけ好条件のところを選びたいです。しかし求人情報以上の待遇は、内定を優先してなかなか自分からは切り出しにくいです。代行を依頼すると、企業の内情まで把握した担当が、根拠をもって妥当なラインの交渉をしてくれます。
転職やキャリアに関する相談にのってくれる
保育士向け転職サイトでは、登録後に担当のアドバイザーが付く場合が多いため、気軽に転職やキャリアの相談をしやすいでしょう。自分の希望を具体的にするほど転職活動をしやすくなりますが、1人で考えているといつまでも答えがでないケースがあります。しかし相談で言葉にすることで、具体的な形が見えてきやすいです。まだ転職する予定はなくてもキャリアで悩んでいるならば、転職サービスに登録をして相談してみるのもありです。現職でまだできることが見つかることもあります。
保育士向け転職サイトのデメリット
保育士向けの転職サイトはメリットが注目されやすいですが、次のデメリットも存在します。- 担当者によってサポートに差がある
- 自分のペースで進められないと感じる場合もある
担当者によってサポートに差がある
どれだけ優良な保育士向け転職サイトでも、担当者によってサポートに差が生まれてしまいます。純粋な経験の差や担当との相性などで、転職活動に不利だと感じるかもしれません。担当者のサポートに不満を抱くならば、運営に担当者の変更を申し出てください。多くの転職サイトでは変更を受け入れてくれ、要望を伝えておくと現状よりはよい担当に巡り会えるでしょう。
自分のペースで進められないと感じる場合もある
転職サイトに登録をすると、登録者は転職を検討しているという前提でサポートをおこないます。今すぐ辞めるつもりがなくとりあえず登録した人にとっては、頻繁な求人案内や連絡で転職を急かされていると感じる可能性もあります。しかし、運営側の目的は利用者の転職を急がすことではありません。どれだけ連絡がきても、自分のペースで進めてよいのです。自分の都合のよい形でサイトを活用し、転職を成功させてください。
保育士転職を成功させる5つのポイント
保育士向け転職サイトの利用時には、押さえておきたいポイントがいくつかあります。本章では、保育士向け転職サイトの有効な活用法のポイントを解説していきます。- 求人を探す前に自己分析をする
- 転職サイトには複数登録する
- 保育園や施設の見学をおこなう
- 転職イベントやセミナーには積極的に参加する
- 保育に役立つ資格やスキルの取得もおすすめ
①求人を探す前に自己分析をする
転職サイトには膨大な数の求人が掲載されています。目的なく検索するだけでは目移りしてしまい、なかなか理想の求人に出会えません。求人を探す前に、今の働き方で改善したいことは何なのかを整理しておくことが大切です。
年収や労働環境、人間関係などが考えられますが、まずは項目を整理して優先順位をつけてから求人を探しましょう。
②転職サイトには複数登録する
転職サイトはそれぞれ掲載している求人が異なります。選択肢を広げるためにも複数のサイトに登録しましょう。その際はタイプの違うサイトを選び、組みあわせて利用することをおすすめします。例えばサイト型とエージェント型で1つずつ利用するなども有効です。
③保育園や施設の見学をおこなう
求人情報にどれだけ職場に関する詳しい情報が掲載されていても、可能なら保育園や施設の見学を行ってください。見学によって職場の雰囲気を実感でき、感じたことを応募書類や面接でアピールできます。実際に見学を行うには、転職サイトを経由するか自分で申し込むかの2通りがあります。自分で申し込む場合は、保育園や施設の繁忙期(運動会など各種イベントがある時期)は避けましょう。見学を決意した段階で早めに連絡を入れておくと予定調整もスムーズです。
④転職イベントやセミナーには積極的に参加する
転職に関するイベントやセミナーでは、1つの会場で多数の保育園や施設の求人情報を収集できます。実際に勤めている人の話を聞くことができる場合もあり、職場の雰囲気を知るのに役立つでしょう。イベントやセミナーは、入場料無料で入退場が自由なケースが多いです。行ける範囲で開催されていればば、積極的に参加してください。
⑤保育に役立つ資格やスキルの取得もおすすめ
保育士として転職をする場合、即戦力になる人は重宝されます。客観的に実力をアピールするならば、資格やスキルを取得していると、採用側も判断をしやすいです。保育に役立つ資格には、次のようなものがあります。- 絵本専門士:読み聞かせの実力や絵本の知識の証明
- リトミック指導員:音楽の楽しさを教えることがメイン
- 脳育・手遊び歌インストラクター:手遊び歌を通して保育活動で脳育
- 幼児教育・保育英語検定:グローバル化が進む保育園への転職で有利
- 保育カウンセラー:子供から保護者まで対象とするカウンセラー
保育士向け転職サイトを利用する注意点
保育士向け転職サイトを利用するにあたって、いくつかの注意点をまとめました。- 異業種の求人は探しにくい
- スカウト機能があるサイトは転職活動が勤務先に知られる可能性もある
異業種の求人は探しにくい
本記事で紹介している保育士向け転職サイトは、保育士関連の求人に特化しています。異業種への転職を考えている場合は、別のサイトを利用するとよいでしょう。保育士が異業種への転職を探すなら、幅広い業界の求人を掲載し、求人数も多い総合型転職サイトをおすすめします。
一部のサイトは転職活動が勤務先に知られる可能性もある
転職サイトでは、基本的に利用者の個人情報が漏れてしまうことはありません。しかし、登録したサイトにスカウト機能がある場合は、転職活動をしていることが現場の人事などに知られてしまう可能性があるため注意が必要です。現場の人に転職活動を知られたくない場合は、スカウト機能のない転職サイトを選びましょう。また、サイトによっては非表示設定やブロック機能があるため、それらを使って特定の企業からのスカウトができないように設定するのもおすすめです。
保育士向け転職サイトの4つの活用方法
ここまでに紹介してきたおすすめの転職サイトでも、登録するだけでは内定をもらうまでに時間がかかります。スムーズに転職先が決まるよう、次の4つの活用法を実践しましょう。- 経歴やスキルは正しく伝える
- 担当のアドバイザーは自分に合う人を選ぶ
- 希望に合う求人があればすぐに応募する
- 転職サポートを積極的に利用する
経歴やスキルは正しく伝える
転職サイトでの求人の紹介やキャリアの相談は、登録した経歴やスキルを元におこなわれます。正しく伝えていないと、自分に合わない内容での求人紹介やキャリア相談となり、内定まで余計に時間がかかります。また経歴やスキルを偽ったまま内定が決まると、実力に見合わない仕事をふられ苦労するでしょう。転職活動中に嘘がバレた場合は、転職サイトと企業の両方に不信感を抱かれ、求人の紹介数が減るでしょう。経歴やスキルに自信が持てなくても、正しく伝え対策を検討した方が、希望の条件で内定をもらいやすいです。
担当のアドバイザーは自分に合う人を選ぶ
保育士向けの転職サイトのデメリットでも触れましたが、担当のアドバイザーとの相性は、転職を成功させる重要な要素です。一般的には優秀な人でも、自分に合わないケースはありえます。少しでも自分に合わないと思ったならば、運営に担当の変更を相談してみてください。多くのサイトでは対応してくれるので、我慢をせず早めに申し出ましょう。
希望に合う求人があればすぐに応募する
希望に合う求人の募集がいつ終わるかは、予測できません。迷っていると他の人が応募し、企業側がその人でよいと判断してしまうと、締め切ってしまいます。機会を逃し同様の求人が現れるまで転職を待とうと考えていると、いつまでも現れないかもしれません。すぐに応募をして内定のチャンスをつかみましょう。
転職サポートを積極的に利用する
転職サイトにはさまざまなサポートが用意されています。主にキャリア相談や選考書類の添削、面談の練習、待遇交渉などがありますが、転職サイトによって異なります。少しでも転職活動の負担を減らしたいならば、サポートは積極的に利用し早期に新たな就業先を見つけましょう。専門家によるサポートがあれば、好待遇・年収アップも狙えます。
保育士転職サイトを利用するときの流れ
保育士が転職サイトを利用して内定・入職するまでの流れは、次のようになっています。- 転職サイトへ登録・職務経歴書の入力
- アドバイザーとの面談・求人紹介
- 可能ならば希望する転職先の見学
- 求人へ応募
- 書類選考・面接
- 勤務条件の交渉・内定後フォロー
転職サイトへ登録・職務経歴書の入力
転職サイトのサポートをフルに受けるため、登録・職務経歴書の入力を行います。どのサイトも公式のTOPページに入力フォームへのリンクがあるため、必須項目を埋めていってください。登録することで、非公開求人を閲覧したり、転職サポートを受けたりできるようになります。24時間いつでも登録はできるため、隙間時間でも気になるサイトを見てみましょう。
アドバイザーとの面談・求人紹介
エージェント型の転職サイトでは、登録後にアドバイザーとの面談があります。入力した職務経歴書や面談で受け答えした内容で、今後紹介される求人の傾向が決まります。希望は正確に伝え、抱えている不安も聞いてもらいましょう。自分で探すタイプの転職サイトであれば、登録後はすぐに非公開も含めて求人検索が可能です。条件を絞り込み、理想の求人を見つけてください。
可能ならば希望する転職先の見学
転職先によっては、応募前の職場見学が可能です。事前の連絡やスケジュール調整は必要ですが、職場の雰囲気を肌で感じておくと、内定後のミスマッチを避けられます。転職サイト経由で見学を申し込めない場合でも、自分でコンタクトを取り見学の依頼は可能です。保育園の繁忙期(運動会などのイベントがある時期)を外しておくと、応じてもらいやすいでしょう。
求人へ応募
希望に合う求人が見つかったら、いよいよ応募となります。履歴書の学歴・職歴、免許・資格に記入する内容は事前にまとめておき、志望動機に力を入れて添削も受けてください。転職サイト経由の応募の場合、結果も転職サイトから通知がきます。書類選考を突破できるかわからないため、待っている間も新たな求人はチェックしておいたほうがよいでしょう。
面接
書類選考に突破できると次は面接です。サポート内容に面接対策があるなら積極的に利用して、受け答えの練習をしておいてください。緊張していると、自分のよさを十分につたえられません。新型コロナの流行以降、面接はオンラインになっているところもあります。面接中に通信が切れないよう、Wi-fiなど安定した通信環境で本番に挑んでください。
勤務条件の交渉・内定後フォロー
勤務条件の交渉は、内定をもらう前の面接の段階でおこなってください。契約書が届いてからの交渉では、企業に迷惑がかかり高い要望だと内定の取り消しもありえます。転職サイトに交渉の代行があるならば、事前に申し込んでおきましょう。内定後は現職の退職手続きが必要です。転職サイトのフォローを受けながら、スムーズに退職をして新しい職場で仕事を始めてください。
保育士の転職でよくある質問
最後に、保育士の転職でよくある疑問について紹介します。- 年度途中でも転職はできる?
- 勤続3年未満での転職は不利?
- 保育士の経験がない場合や資格がない場合も転職可能?
- 保育士から一般企業への転職は難しい?
- 転職することを保育園に伝えるタイミングは?
- 転職サイトから電話はくる?電話なしでOKの転職サイトは?
- 転職サイトはハローワークと掛け持ちしても大丈夫?
年度途中でも転職はできる?
保育士として転職する場合、年度途中でも転職は可能です。求人の数は、次年度の運営計画の見直しがある1~3月が多い傾向にあります。年度途中の退職となると、採用側としては「また年度途中に退職してしまわないだろうか」と考え採用するか慎重になりがちです。年度途中で退職をする場合は、面接で納得してもらえるような退職理由を用意しておきましょう。
勤続3年未満での転職は不利?
勤続3年未満であっても、面接で将来に期待を持ってもらえる退職理由を説明できる場合は、不利になりにくいでしょう。また、勤続年数が短くとも資格やスキルで即戦力になることをアピールできるなら、募集できる求人の幅は広がります。まずは現状や自己分析をしてから、転職活動を始めましょう。保育士の経験がない場合や資格がない場合も転職可能?
保育園の求人には、未経験者でも歓迎しているところはあり、転職は可能です。しかし条件のよい求人を探そうとすると、即戦力になってくれる資格保有者や経験者が有利となり、転職が難しい場合もあるでしょう。資格がない場合は、保育士の資格取得を検討しましょう。経験がなくとも、大学や短大、2年以上の専門学校を卒業している人であれば、試験に合格すると保育士になれます。1月と7月の年2回で、受験の申請を受け付けています。テキストや問題集は本屋で購入でき、独学でも合格は可能です。
保育士から一般企業への転職は難しい?
これまでの仕事で身に付けたスキルや考え方が、希望する一般企業でも活かせるならば、転職は難しくありません。異業種への転職となるため、総合型の転職サービスを利用するとよいでしょう。転職することを保育園に伝えるタイミングは?
スムーズに転職をすすめるならば、年度末である3月の退職を想定して、10月から12月に伝えるのがおすすめです。法律上は、退職の14日前までに退職願を提出すると退職は可能です。しかし期間が短いと引き継ぎなどでトラブルのリスクが高まるため、余裕があった方がよいです。転職活動自体は、保育園に伝える前から始めても問題はありません。内定をもらい次年度からの仕事を決めていると、残るように交渉を持ちかけられても断りやすいでしょう。
転職サイトから電話はくる?電話なしでOKの転職サイトは?
転職サイトに登録すると、電話がかかってくる可能性は高いです。サイト側は会社に求職者を入社させることで報酬を得られるため、何度も電話してくるケースも少なくありません。また、エージェント型では面談が必要のため、電話なしは難しいでしょう。電話なしを望むならば、サイト型で連絡方法にメールやLINEを指定できる転職サイトを選びましょう。登録のときに備考欄があれば、電話はかけて欲しくない旨を転職サイト側に伝えてみることをおすすめします。
転職サイトはハローワークと掛け持ちしても大丈夫?
転職サイトとハローワークは、掛け持ちしても大丈夫です。ハローワークの求人の質は玉石混交ですが数は豊富のため、サイトと掛け持ちをするとさまざまな求人を比較できるようになります。実際に使うときの注意点は、同じ求人があったときに両方から応募をしないことです。求人企業に迷惑をかけないよう、どこに応募をしているかは自分で管理してください。
まとめ
保育士専門の転職サイトでも、それぞれに特徴や違いがあります。まずは各サイトの特徴を把握して、自分の転職活動の軸にあったサイトを2~3か所登録してみましょう。使い分けることで、転職先の幅は広がり想定よりよい条件の求人が見つかるかもしれません。実際に転職サイトを利用するときは、事前に今の働き方で改善したいことは何なのかを整理し、優先順位をつけてから求人を探しましょう。曖昧なままでは、応募先がいつまでも決まらないです。
転職はこれからの人生に大きな影響を及ぼすライフイベントです。紹介した保育士向けの転職サイトを使い、理想の職場を見つけてください。