表参道の骨董通りから少し奥まった場所にある美しいデザインの建物にあるチョコレート専門店。オートクチュールのお店のように、その人の好みからおすすめのショコラとその食べ方などを丁寧に提案してくれる面白いお店です。
編集者が感動したのは土曜日限定で販売されている美しいフルーツタブレット。厳選した旬の果物とショコラのマリアージュは、一生に一度は食べていただきたい芸術品。フルーツの種類は前日のインスタで発表されるので、チェックして予約するのが確実です。
【東京チョコレート③】「PASCAL LE GAC TOKYO」<港区>
世界的に著名なショコラティエ「パスカル・ル・ガック」の海外1号店。美しすぎるパフェは、定番の「ショコラ」が有名ですが、冬は繁忙期なのでパフェはお休み。
編集者のリピート商品は、新登場のアソート「ミニタブレット」(756円)。6種類のチョコレートの味をお試しできるセットになっているのですが、薄くパリッとした食感と全種類がそれぞれとてもおいしいので、自分用にも友達用にも重宝しています!
お店の顔ともいえるボンボンショコラは全部で約40種類もあり、パリ郊外のサン・ジェルマン・アン・レーにあるアトリエで全て手作りしているそうです。プレゼントにはボンボンもおすすめです。
【東京チョコレート④】「PRESQU’ILE chocolaterie」<武蔵野市>
次にご紹介したいのは、吉祥寺のチョコレートの名店、PRESQU’ILE chocolaterie。シェフショコラティエの小抜さんが、パティスリーにいた経験を活かして作るショコラは、軽くて優しい味わいでどれも絶品。カカオとフルーツのマリアージュが楽しめるさまざまなチョコレートのお菓子のラインナップが豊富なところも魅力です。
一番感動のするのは、フルール(308円)という名前のタイベリー×ライチ×薔薇の華やかなボンボンショコラ。中からみずみずしいフルーツの味わいがあふれる、他では出会えない魅惑のおいしさです。上品なデザインも素敵で、本当に一口で虜になってしまいました。
あたためるととろりとフルーツソースが出てくるフォンダンショコラ(454円)も人気。写真は「カシス×ラベンダー」。
【東京チョコレート⑤】「Le Pommier 北沢本店」<世田谷区>
ノルマンディー出身のフレデリック・マドレーヌさんのお店。ケーキ、カヌレ、パンオショコラなどフランスらしい品揃えが楽しめるのはもちろん、アイコニックでかわいいチョコレートにも大注目です。
特におすすめは、フレデリックさんの故郷の特産品であるリンゴとチーズをイメージして作ったというチョコレート。木箱までが本物そっくりで、見た目のかわいらしさはもちろん、それを裏切らないリンゴはリンゴの、チーズはチーズの味がするところが感動ポイント。ひとつひとつが少し大きめなので、ケーキをひとつ食べたような充実感もあるので、ちょっと奮発して試してほしい一品です。
Pomme d’amour duo(2個入り 2500円)。赤はタルトタタン、青はカルヴァドスのさわやかな味のチョコレート。
シェフのおすすめケーキ「クラシックフランボワーズ」(604円)。店内でイートインもできるので紅茶などのドリンクと一緒に。
【東京チョコレート⑥】「la maison JOUVAUD 広尾店」<港区>
カヌレをはじめとする本場のフランス菓子が人気のお店。メレンゲで作るロカイユなどの珍しいお菓子も並びます。奥のカフェスペースで、ゆったりとショコラドリンクをいただく時間もまた素敵です。クロワッサンやキッシュなど野菜たっぷりのブランチを楽しむのもおすすめです。
そんな中で、南フランス・プロヴァンスの本店から直輸入しているボンボンショコラもたいへんおいしくておすすめ。特に感動するのはパレ・ヴァニーユ(300円)。マダガスカル産バニラのガナッシュのチョコレート。ジュヴォーの“J”の文字があしらわれているのが目印です。
フランス直輸入のチョコの詰め合わせ「アソートショコラ」(5個入2052円)はプレゼントにもおすすめ。
チョコレートドリンクと一緒にイートインで楽しむこともできます。
【東京チョコレート⑦】「nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO」<中央区>
界隈の下町らしい雰囲気も楽しめる2019年にオープンした浜町の新店。パフェなどお店でしかいただけない美しいチョコレートスイーツメニューが魅力で、ふらりと立ち寄ってつい長居してしまうような親しみやすさもあります。
オススメは、柚子、山椒、胡麻などの、日本らしい素材と香りを詰め込んだ、地元の方にも海外のお客様にも喜ばれるボンボンショコラ。特に季節限定のボンボン「柚香」(430円)は、徳島の柑橘「ゆこう」と山椒のガナッシュを合わせたさわやかでやわらかな酸味が魅力です。
季節限定のボンボン「柚香」(430円)。2層の構造になっていて、複雑な味が楽しめます。
お店でいただける「nelチョコレートパフェ」(1100円)。軽い口当たりでリピートしたくなるおいしさです。
【東京チョコレート⑧】「chocolatier KAITO」<武蔵野市>
武蔵境駅から徒歩10分程の場所にある、シンプルがコンセプトというオシャレなチョコレート店。ギャラリーのような店内に並ぶ芸術作品的チョコレートが魅力で、お店のロゴはカカオに多く含まれる成分「テオブロミン」の化学記号をモチーフにしているそうです。
ブランド立ち上げ当初から人気チョコレートである「マンディアン」。こだわりのイチジク、アンズ、ピスタチオ、アーモンド、レーズンがぎっしりのった板チョコで、さまざまな味が楽しめる組み合わせが抜群です。パリパリ食感のキャラメルがけして薄くのばしたカカオニブにビターチョコをコーティングした「カカオヌガティーヌ」も、2〜3年かけて開発したという、他のお店では出会えない味です。
「マンディアン」(1994円)は100gもあるたっぷりボリュームのチョコレート。見た目も素敵ですが、再訪したくなるおいしさです。
四角い箱の中のような特徴的な形をした店内は美術館のような個性的な空間になっています。