犬に安全な歯磨き粉おすすめ9選!安全な歯磨き粉はどう選ぶ?

 


 



犬の歯磨き粉には種類が多くあり、どれを選べばいいのか迷います。

その中でも愛犬には安全な歯磨き粉を選んであげたいと考えますよね。

この記事では
  • 犬に安全な歯磨き粉を選ぶ4つのポイント
  • 犬に安全な歯磨き粉13選
  • 犬に歯磨きをする4つのコツ
について解説していきます。

愛犬の歯磨きの参考にしてくださいね。

犬用安全な歯磨き粉ランキング3選!


 

犬にとって安全な歯磨き粉とは?

 

犬と人とでは口腔内の環境が違います。人の口内は弱酸性に保たれており、犬はアルカリ性です。

そこでどんな違いが出るかといえば

・人は虫歯になりやすい
・犬は歯石になりやすい

ことがあげられます。

犬で求められる歯磨き粉は、人のものと求められる成分が異なってくるということです。

それでは犬の歯磨きアイテムに求められるものはどんなものなのでしょうか。

歯周病を予防する効果が期待できる

犬は歯周病に注意する必要があります。そのため歯周病を予防するための歯磨きや歯磨き粉が重要になってきます。

犬の歯周病の原因の一つとなる歯石は、固く頑固なため、ついてしまうと麻酔下でスケーリング処置を行わなければいけません。
  • 歯周病を放置すると…
    “歯が抜けたり顎の骨が溶けることもある”
    “歯周病原因菌が血管に入り込み、心臓病や腎臓病などの内臓疾患を引き起こす要因になる”
歯石になると歯磨きでは落とすことはできませんが、歯石になる前の「歯垢」なら歯磨きで落とすことができます。

歯垢を分解する作用がある歯磨き粉なら歯周病の予防効果が高いといえます。

飲み込んでも安全な成分で作られている

犬は歯磨きをした後、うがいをすることができません。

つまり歯磨き粉を飲み込むことになります。

そのため体内に取り込まれる歯磨き粉は犬にとって安全な成分でなければいけません。

成分表を確認して危険な成分が含まれていないか確認することが重要です。

犬に安全な歯磨き粉の選び方4つのポイント

 

年を重ねるごとに気になるのは歯周病などの歯科疾患です。

その予防のための歯磨きですが、選ぶポイントが4つあります。
  • タイプ別
  • 体に害がある成分が入っていないか
  • 抗菌酵素成分
  • フレーバー

1.タイプ別

犬の歯磨き粉にはさらにタイプが3つに分けられます。
  • ペーストタイプ
  • ジェルタイプ
  • パウダータイプやリキッドタイプ
それぞれの使い方をご紹介します。

・ペーストタイプ

人間の歯磨き粉と同じように、歯ブラシの上にのせて使います。

歯ブラシに慣れているワンちゃん向けといえます。

ペーストタイプは種類が豊富でフレーバーも様々なため、愛犬が好む味を見つけやすいでしょう。

・ジェルタイプ

ペーストタイプよりもみずみずしく、ジェルのようにさらっとしているのが特徴です。

ジェルタイプはガーゼに塗って犬の歯を磨くことができるため、歯ブラシに慣れていないワンちゃんに適しています。

・パウダータイプやリキッドタイプ

パウダーやリキッドタイプは飲み水などに混ぜて使用します。

歯磨きが大嫌いなワンちゃんにはおすすめです。

歯垢を取れやすくしてくれ、歯磨きの補助としても使用できます。

2.体に害がある成分が入っていないか

市販の犬の歯磨き粉の中には食用が認められておらず、犬が食べると体に影響を及ぼす恐れのある成分が含まれていることがあります。

【犬が食べたら危険な成分の一例】
成分 用途・危険性
コロイド銀 銀の粒子を含む液体で殺菌・抗菌に用いる
チオシアン酸カリウム 殺菌殺虫剤などに使われる
ヒドロキシエチルセルロース シャンプーやリンス、塗料などに使われる
フキエキス 日本では食品添加物として認可されてない
ブドウ種子抽出物 犬に対してのポリフェノールの安全性が未確認
フルボ酸 腐植物質で肥料などに使われる
ポリメタクリル酸グリセリル 化粧品に使われる
リン酸水素カルシウム 医薬品としても使われるが過剰摂取すると危険
これらの成分が原因で、嘔吐や下痢、中毒などその他の体調不良を起こす危険性もあります。

犬はうがいができないため、歯磨き粉の成分は飲み込んでしまいます。

そのため犬に使う歯磨き粉の成分には注意が必要です。

※人間用の歯磨き粉は犬には危険!

人間用の歯磨き粉を犬に使用してはいけません。

理由は
  • キシリトールが犬の体にとって危険な成分だから
  • 味がついているものが多いため
です。

キシリトールは人間にとって口腔ケアでは定番です。しかし犬にとっては毒なんです。

そのため歯磨き粉の他にもキシリトールガムなど、愛犬が誤って口にしないように気を付けておかなければいけません。

また味がついたものは、ペットが歯磨きが嫌いになるリスクや、口の中や胃腸にとって刺激となる可能性もあります。

3.抗菌酵素成分

酵素の中には歯垢の分解作用があるものもあり、それらは犬の歯周病予防には有効です。

犬は虫歯にはなりにくいのですが歯垢が溜まりやすい口内環境です。

歯垢は、最短で3日で歯石になるといわれており、歯磨きをしないと歯石はどんどん蓄積されていきます。

そのため歯垢の段階で早めに除去しなければいけないことがわかります。

歯垢の分解効果が期待できる酵素はぜひ取り入れたいですね。

4.フレーバー

愛犬が好むフレーバーの歯磨き粉を使用すれば、嫌な歯磨きも受け入れやすくなるでしょう。

そもそも人間以外の動物にとって歯磨きは存在しません。さらに敏感な口元を触られるのも嫌です。

経験もなく触られたくない部位をべたべたとされる歯磨きを好む犬は少ないです。

そこでお気に入りのフレーバーが役に立ちます。

歯磨き粉の味が大好きで、自ら進んで歯を磨かれに来るといったケースも見られます。

フレーバーはたくさんの種類がありますので愛犬が気に入る味を見つけましょう。

犬に安全な歯磨き粉おすすめランキング9選!

いぬ
ここでは愛犬に安全な歯磨き粉をご紹介します。

愛犬の歯磨き粉選びに役立ててください。

ドクターデンタルワン

デンタルワン
タイプ ジェルタイプ
フレーバー なし
成分 グリセリン、水、PG、リベチン含有卵黄粉末、シソエキス、ナタマメ種子エキス、プラセンタエキス、スイゼンジノリ多糖体、フィトンチッド(119種類植物エキス)、ビフィズス菌培養溶解質、乳酸菌末、乳酸桿菌溶解質、ヒアルロン酸Na、グルコシルヘスペリジン、BG、ヒドロキシアパタイト、ヒドロキシエチルセルロース、カルボマー、リン酸アスコルビルMg、水酸化K、メチルパラベン、デキストリン、マルトデキストリン、ヒト脂肪細胞順化培養液エキス、(クエン酸/乳酸/リノール酸/オレイン酸)グリセリル、オリーブ果実油、ポリソルベート60、ローズ水、1,2-ヘキサンジオール、カプリリルグリコール、トロポロン
内容量 30g
ドクターデンタルワンは 獣医師 、ドッグトレーナー監修のもと私たち人間が口にするものと同じレベルの品質を目指して作られたヒューマングレード(人間と同等以上の厳しい品質管理)の歯磨きジェルです。

卵からできている優しい成分がお口の汚れを素早く吸着。汚れや臭いの元が落ちやすくなるよう口内の健康を維持します。

ナタ豆がブラッシング効果で臭いを洗浄し、シソエキスがわんちゃんのお口を清潔に保ちます。

さらに潤いを保つ成分として注目されているプラセンタエキスが歯を包み込むことで、健康できれいな歯をキープします。

 
通常価格 6,980円(税抜)
公式キャンペーン価格 1,980円(税抜)
返金保証 20日間

ライフナビ Dr.WANDEL+KANDELセット

ワンデル
タイプ ジェルタイプ
フレーバー なし
成分 <Dr.WANDEL>
グリセリン、水、ヒト脂肪細胞順化培養液エキス、リベチン含有卵黄粉末、シソエキス、乳酸桿菌溶解質、スイゼンジノリ多糖体、プラセンタエキス、ヒドロキシアパタイト、ヒアルロン酸Na、セルロースガム、カルボマー、水酸化K、BG、デキストリン、メチルパラベン
内容量 30g
こだわりの愛犬の口内を健やかに保つ成分を配合

ヒト脂肪幹細胞培養上清液、卵黄粉末グロビゲンPG、シソエキス、スイゼンジノリ、クリスタパス乳酸菌などのデンタルケア成分がお口に働きかけ、しっかりとワンちゃんの口内をケアし、口臭や口内環境を整えてお口のトラブルを防ぎます。

また乳酸菌が菌や歯茎、歯垢にアプローチして口内環境浄化に導きます。

 
7,980円(税込)
公式キャンペーン価格 1,980円(税込)
返金保証 永年全額返金保証

ペットキッス歯みがきジェル

ペットキッス
タイプ ジェルタイプ
フレーバー リーフの香り、チキン風味
成分 ソルビトール、グリセリン、グリセリン脂肪酸エステル、ポリアクリル酸Na、保存料、リン酸水素二Na、キサンタンガム、アルギン酸Na、ポリリジン、ポリリン酸Na、スクラロース、香料、リン酸二水素Na、ピロリン酸Na
内容量 40g
価格 836円(税込)
歯ブラシやガーゼなどにつけて歯をみがく、使いやすいジェルタイプ。

歯みがきすることで歯垢がとれ、お口の健康維持につながります。

食べられる成分なのですすぎ不要。

フレーバーも2種類あり、お好みの味を見つけることができます。

トーラスEM歯みがきペースト

EM
タイプ ペーストタイプ
フレーバー
成分 水、グリセリン、ソルビトール、キサンタンガム、石ケン素地、海水(乳酸桿菌・サッカロミ セス・ロドシュードモナス)、発酵液(トウミツ・炭酸Ca・酵母エキス)、クエン酸Na
内容量 35g
価格 1,650円(税込)
EMとは自然と共存する、乳酸菌・酵母・光合成細菌などの有用な微生物の集合体です。

そんなEMを使ったペットのやさしい自然派歯みがきペーストです。

歯垢を落とすことで口臭を少なくします。

天然油脂から作った界面活性剤の配合で素早く歯みがきができます。

ペッツルートお口にやさしい酵素入り歯みがきジェル

ペッツルーツ
タイプ ジェルタイプ
フレーバー
成分 天然水、キャットミント水、タイム水、グレープフルーツ種子エキス、キサンタンガム、重曹、グリシン、ラクトペルオキシダーゼ
内容量 40ml
価格 1,760円(税込)
ぬるだけ!石油系の合成成分は不使用で、ラクトペルオキシダーゼ(酵素)、グリシン(アミノ酸)、重曹を使った安全な歯みがきジェルです。

酵素入りで長野県の天然水を使っています。

ビバテックシグワンゼオライトハミガキ


ビバテック
タイプ ペーストタイプ
フレーバー
成分 水、ゼオライト、ソルビトール、グリセリン、ヒドロキシアパタイト、ポリリン酸Na、セルロースガム、グリチルリチン酸2K、銅クロロフィリンNa、クエン酸、安息香酸Na
内容量 21g
価格 858円(税込)
食品原料由来100%使用で安心

ミクロ粒子(ゼオライトパウダー)が歯石沈着を抑制、歯垢をかき出します。

独自に配合した良質な天然ゼオライトのミクロの粒子が歯垢を落とすだけでなく、イオン交換機能により歯石の原因となる唾液中のカルシウム(Ca)分を吸着します。

無香料・甘味料、発泡剤不使用

共立製薬デンタルももちゃん

ももちゃん
タイプ ジェルタイプ
フレーバー 無香料
成分 グルコン酸亜鉛、タウリン、メチルパラベン
内容量 29ml
価格 1,058円(税込)~
奥歯に数滴滴下するだけで自然に口腔全体に拡がります。

無味・無臭、刺激もないので、炎症や傷のあるペットにも安心して使用できます。

スーパーキャットらくらく歯みがきジェル

スーパーキャット
タイプ ジェルタイプ
フレーバー いちご味
成分 精製水、グリセリン、フラクトオリゴ糖、カルボキシメチルセルロースナトリウム、フィッシュコラーゲン、ストロベリー香料、クエン酸、グリシン、タウリン、ソルビン酸カリウム、レバウティオサイドA、安息香酸ナトリウム、L.メントール、プロポリス、ビタミンE、食用赤色40号
内容量 60ml
価格 392円(税込)~
左右の奥歯に適量落とすだけなので、歯みがきの苦手な子に最適です。

プロポリス・コラーゲン・ビタミンE配合の体に安心安全なジェルで健康な歯と歯ぐきの維持に。

らくらく歯みがきシートや歯ブラシにつけてみがくとさらに効果的です。が残念です。

インテリジェント唾液酵素入り歯磨き粉

インテリジェント
タイプ ペーストタイプ
フレーバー ほんのり甘い
成分 シリカ、水、グリセリン、ソルビトール、パール、アミラーゼ、塩化リゾチーム、ラクトフェリン、グルコースオキシダーゼ、香料、ラクトペルオキシダーゼ、ビオフラボノイド、安息香酸Na、酸化チタン
内容量 80g
希望小売価格 2,728円(税抜)
アミラーゼ(消化酵素)、グルコースオキシダーゼ(分解酵素)、ラクトフェリン・リゾチーム・ラクトペルオキシターゼ(酵素・口腔衛生の維持)の5つの天然由来の有機成分を配合

フードや飲み水に入れるだけで口腔内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らして口臭の改善と健康な歯茎を保つことができます。

人工香料不使用・低刺激な成分を使用し、ほんのり甘い味でご褒美として使えるほど嗜好性が高い歯磨き粉です

 

犬の安全に歯磨きをする4つのコツ

 

犬には歯磨きが必要なことがわかりました。しかし犬には安全に歯磨きをしてもらいたいですよね。

嫌がって暴れるようだと怪我をするリスクがあります。また毎日無理やり歯磨きを行っていると犬が怒る可能性も考えられます。

歯磨きは生涯行わなければいけないものなため、愛犬が嫌がらないことが大切です。

1.小さいうちから歯磨きに慣らしておく

子犬のころから歯磨きを行い慣らしておくと、多くは成犬になっても磨かせてくれるでしょう。

子犬の歯磨きは生後3ヶ月を過ぎてから始めることが可能です。

子犬の歯磨きは手順を追って行いましょう。
  1. 歯磨き粉をなめさせる
  2. 歯ブラシに慣れさせる
1.歯磨き粉をなめさせる
飼い主さんの指においしい味の歯磨き粉をのせて子犬になめさせることから始めます。嫌がらないようなら少し唇をめくって歯を指で触ってみてもよいでしょう。

口を開けられることや、飼い主さんの指で歯や歯茎を触られることに愛犬が抵抗感を示さないようになることを目標とします。

できるまでは数日や数週間かけてもかまいません。

2.歯ブラシに慣れさせる
口元を触られることに慣れてきたら歯ブラシの出番です。

歯ブラシにはおいしい味の歯磨き粉などをつけて、初日は数本だけでいいのでシャカシャカとやさしい力で磨いてみます。

磨かせてくれたら褒めてご褒美をあげましょう。歯磨きしたのにおやつを食べたら、また歯垢の原因になるかと心配になります。

まずは愛犬が歯磨き好きになってもらうことが先決と考え、気にせず歯ブラシに慣れさせましょう。

2.長時間の歯磨きはNG

歯磨きを嫌がる子だと長くなるほど「歯磨きが怖い」という感情が増幅してしまい、嫌がり方がどんどんエスカレートしてしまうことが考えられます。

そのため歯磨きは短時間で行います。

しかし時間をかけなければ全部を磨けないでしょう。

そのため「今日は右側を磨いたから明日は左」のように、
  • 日によって磨く場所を変える
ことをおすすめします。

歯垢が歯石になるまで3日かかるといわれています。

逆をいえば3日間かけて全部の歯を磨くことができれば歯石を防げるというわけです。

愛犬が歯磨きを嫌いにならないことが重要です。

3.歯磨きとご褒美をセットにする

とにかく愛犬が歯磨きを嫌いにならないようにすることが先決です。

歯磨きとご褒美をセットにすることで、
  • 歯磨き=うれしい
との紐づけが目的です。

そのためご褒美はおやつでなくてもかまいません。

“歯磨き後にたくさん遊んであげる“
“歯磨き後には散歩をする“

など愛犬が喜ぶものであれば効果的です。

4.2人で協力して歯磨きする

歯磨きを2人で協力して行えば短時間で終わります。

ただしすぐ終わらせようと、一人が押さえつけて一人が無理やり歯磨きはしないでください

歯磨きが恐ろしいものに変わってしまいます。

一人が愛犬を膝の上に抱っこし、もう片方の人が歯磨きを行うといいでしょう。

歯磨きの際は正面からではなく横から行うと圧迫感も出ません。

「上手」や「もう少しだよ」など声をかけながらだと愛犬も安心しますね。

まとめ:犬の安全な歯磨き粉は愛犬に合った商品を!

 

今回は犬に安全な歯磨き粉をご紹介しました。

様々な商品が販売されていますが、愛犬に合った商品が一番です。

愛犬が好むフレーバーや歯ブラシに乗せやすいペーストタイプ、歯に付着しやすいジェルタイプなど愛犬に合わせて選んでくださいね。