スマートウォッチとは?
「スマートウォッチがあれば便利」といわれても、なにができるのかも、自分にとって必要なものかもわからないし、気軽に購入できる価格でもありませんよね。スマートウォッチを利用する主な目的は、「スマホと連携して通知の確認をすること」と、「ライフログ(心拍数や睡眠など)とワークアウトを継続的に取得すること」の2つ。
スマートウォッチを新たに購入するなら、この2つの目的を果たせる製品がいいでしょう。
そこで今回『家電批評』が、最新のスマートウォッチを比較して、初心者向けのおすすめを探しました。
スマートウォッチで何ができる?
腕時計型のスマートウォッチは時計としての役割はもちろん、運動の強度や成果を数値化して運動記録できるのが特徴で、効率的に体を鍛えるためのワークアウトのパートナーとして活躍します。また、ときにはカバンに入れた携帯の代わりに通話やメッセージを送受信するガジェットとして、ときにはお財布の代わりにと、日常生活のあらゆシーンをサポートしてくれます。
スマートウォッチ選びの基準は?
上の表は縦軸が機能性、横軸がバッテリー、円の大きさが価格を表しています。通話やLINEにも対応し、スマホのように使えるApple WatchシリーズやWare OS搭載製品は多機能な反面、バッテリー持ち悪く高額なことが欠点。
一方、バッテリーの持ちやコスパのいい製品は、記録の取得と着信通知の確認が基本と、機能が制限される傾向にあります。
スマートウォッチ選びでは、スペックの高い製品を選ぶのも正解ですが、多機能な製品ほど24時間身に着けるものでありながら、バッテリー持ちが悪く充電する手間が発生する傾向があります。
それを避けて、あえて価格帯が下の製品のなかから、自分に必要な機能を見極めコストパフォーマンスのバランスのよい製品を選ぶという選択肢もあります。
スマートウォッチの選び方は?
ひと口にスマートウォッチといっても、手に取りやすい安い価格のものから高価な機種まで、さまざまなメーカーのものがあります。SNSで商品の口コミやレビューを見ても、性能まではよくわからなかったりすることが多いです。
ここでは、自分に合ったスマートウォッチを選ぶための選び方のポイントをご紹介します。
OSの違いをチェック
スマートウォッチもスマホ同様『OS』で動いています。購入前にスマートウォッチのOSが、自分の使っているスマホのOSに対応しているかどうかを確認しましょう。
スマホとの連動や対応アプリをチェック
多くのスマートウォッチはiOSにもAndroidにも対応していますが、Googleが開発した『Wear OS』をiPhoneで使う場合、機能が制限されるので注意が必要です。iPhoneユーザーはAppleが開発した『Watch OS』を搭載している『Apple Watch(アップルウォッチ)』と相性がよいですが、Apple WatchはAndroidに対応していないため、Androidユーザーは使うことができません。
ライフログやワークアウトを計測できるかチェック
スマートウォッチをなんとなく試してみたいと思ったら、まずはどの機能を使いたいのか考えましょう。心拍数や睡眠、歩数や血圧、日常の活動量をカウントする機能は多くのスマートウォッチに搭載されていますが、水泳のときに使うためには防水性能搭載のタイプが必要になります。
通常の水泳に対応している防水機能は、『20ATM』や『20BAR』『WR20』と表記される20気圧防水以上です。
ランニングやウォーキング、登山などのログを取りたい場合は、GPS機能が付いているものがおすすめです。
電子マネー決済機能もチェック
スマホで電子マネー決済をしたい場合は、スマートウォッチに搭載されているかどうかと、自分が使っているスマホがスマートウォッチの機能に対応しているかの確認も必要です。イザというとき支払いができる安心感があるため、財布もスマホも持たずに解放された気分で散歩を楽しめるのは新鮮です。選び方のポイントがわかったところで、本題のスマートウォッチの比較検証の詳細について解説します。
スマートウォッチの検証方法は?
今回は、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングといったネット通販で販売されている17製品をピックアップ。48時間継続して装着使用することで、日常生活の活動量や運動を記録してその精度を分析。
「ライフログ」「ワークアウト(運動)」「通知・連携」「決済」「操作性」「スマホアプリ」「バッテリー」の7項目を徹底比較しました。
検証結果は、安いモデル、2〜4万円台、ハイエンドクラスの3つのジャンル別に、評価の高かった製品からおすすめ順に発表します。