「くるピタのランドセルっておすすめ?」「くるピタのランドセルって丈夫なの?」と、くるピタのランドセルについて気になっていませんか?『くるピタ』は種類が多く、素敵なデザインのランドセルが多いですが、ランドセルの選び方を知っておかないと後悔する恐れがあるので注意が必要です。このページは、百貨店でランドセルの販売員を行っていた私が、くるピタのランドセルのメリットやデメリットをまとめ、おすすめかどうかを紹介したものです。

 

1. くるピタはどんなランドセル?

『くるピタ』は、今年10周年をむかえたランドセルブランドで、愛知県の老舗企業マツモトが出しています。

マツモトは1964年からランドセルの販売をしており、50年以上の歴史があります。

半世紀以上の歴史ある企業のランドセルと聞くと、伝統的なデザインのランドセルを想像しますが、くるピタは現代的でスタイリッシュなランドセルになっています。

ランドセルを長い間、製造販売してきたということは、それだけ評判が良く、高く評価されてきたということであり、信頼性が高いことを示しています。

そんなくるピタランドセルのメリットやデメリットを紹介してきます。

くるピタランドセルの4つのメリット

くるピタのランドセルには、次の長所があります。
  • デザインが多彩
  • 耐久性に強いこだわりがある
  • 安全で使いやすい設計
  • 選べる価格帯が広い
それぞれ紹介します。

くるピタのメリット① デザインが多彩

くるピタが他のランドセルブランドと比較して、デザイン面で優れているポイントをまとめたのが下の表です。

一番ユニークなのはランドセルの錠前で、他のどのランドセルとも全然違うので、目立つこと間違いなしです。

デザイン
くるピタは、女の子向き15種類、男の子向き13種類、男女兼用でも5種類以上のシリーズを取り揃えています。。

また、ランドセルメーカー最大手のフィットちゃんやバービー(Barbie)、シャーリーテンプル(Sharley Temple)等のブランドとコラボするなど、魅力的なランドセルづくりを目指していることが分かります。

くるピタのメリット② 耐久性に強いこだわりがある

くるピタは、第三者機関に耐久性試験を依頼して、6年間使えるランドセルであることを証明しています。

くるピタランドセルは、垂直引張強度試験、水平引張強度試験、ジャーク試験、落下試験、作動試験、砂対策試験、耐久試験という7項目の試験をクリアしています。

耐久性
耐久性試験をしているメーカーは多いですが、くるピタのように第三者機関に依頼して検査しているメーカーは多くありません。

耐久性へのこだわりという点では、他のメーカーより一歩秀でていると言えるでしょう。(6年間保証も付いてきます)

くるピタのメリット③ 安全で使いやすい設計

くるピタは、使いやすさや安全性にもこだわりがあります。

くるピタランドセルの独自の錠前、背負いやすさ、それに、安全設計についてそれぞれ紹介します。
くるピタランドセルの錠前
くるピタの錠前は、近づければマグネットで勝手に閉まる仕組みになっています。

「くるピタ」という名前の通り、錠前がくるっと回り、ピタッと止まります。開けるときも指一本で簡単にできます。

施錠
くるピタランドセルの背負いやすさ
くるピタランドセルは背負いやすさにもこだわりがあります。

背中にピッタリフィットするように、肩ベルトが立ち上がるアップ式背カン、それに、エアリーフレッシュなど通気性の良い形や素材が採用されています。

背負いやすさ
シリーズによって採用されている背カンや背当ては異なりますが、どれも背負いやすさにこだわりをもって作られています。
くるピタランドセルの安全性
くるピタランドセルは、子どもの安全を守るため、次の3つの装備があります。

安全性
この辺はどのランドセルメーカーも採用していますが、くるピタも他のメーカと同じように安全性にしっかりこだわりがあることが分かります。

 くるピタの女の子向きランドセルランキング

女の子向きのランドセルは全10種類があり、値段や重さ、色などの特徴をまとめたのが下の表です。

デザインやカラーで気に入ったものがあるなら、公式ページでチェックしてみてください。
種類 値段&重さ 特徴
くるピタバービーガーリーフラワー
種類 値段&重さ 特徴 くるピタバービーガーリーフラワ
85,800円
→ 77,220円
約1,300g
・アジサイ模様の刺繍
・背当ては全てピンク
・ウイング背カン
・全3色(アイボリー・ローズ・サックスアイボリー)
正統派カラー
正統派カラー
49,500円
→ 44,550円
約1,270g
・お手頃な価格
・刺繍のないシンプルデザイン
・全2色(チェリー、ライトパープル)
くるピタガール フラワーギフト
くるピタガール フラワーギフト
71,500円
→ 64,350円
約1,220g
・花柄が入ったデザイン
・ハート型の錠前
・全3色(チェリー、ライトパープル・ベビー、スカイ・アイボリー)
くるピタ おしゃれプレミアム
くるピタ おしゃれプレミアム
71,500円
→ 64,350円
約1,220g
・ハート型の錠前とナスカン
・刺繍なしのシンプルなデザイン
・全3色(ビビットピンク・ピンク、サックス・スカイ、ラベンダー・スカイ)
くるピタ ゆめいろガーデン
くるピタ ゆめいろガーデン
71,500円
→ 64,350円
約1,120g
・レインボーに煌めく小花
・全3色(ラベンダー、ミント、サックス)
次の点は、全シリーズ共通です。
  • A4フラット対応
  • 反射材付き
  • 安全ナスカン
  • 6年間修理保証
  • ランドセルの名入れ(フルネームかイニシャルか選べる)

くるピタの男の子向きランドセルランキング

男の子向きランドセルは全部で8種類あり、値段や重さ、色などの特徴をまとめたのが下の表です。

デザインやカラーで気に入ったものがあるなら、公式ページでチェックしてみてください。
種類 値段&重さ 特徴
くるピタ レインボーフラッシュ
くるピタ レインボーフラッシュ
66,000円
→ 59,400円約1,220g~1,280g
・レインボーやゴールドに光る
・ウイング背カン
・全3色(ブラック✕レッド、ブラック✕ブルース、メタリックブルー✕ゴールド)
正統派ブルー
正統派ブルー
49,500円
→ 44,550円約1,270g
・お手頃な価格
・刺繍のないシンプルデザイン
・全3色(ブラック・マリン、
マリン、ネイビー・ブラック)
くるピタ シンプルレイヤー
くるピタ シンプルレイヤー
71,500円
→ 64,350円約1,190g
・軽さにこだわりたい方向き
・フィットちゃんの背カン、安ピカッ
・3色(ブラック・マリン、ブラック・レッド、マリン・ブラック)
くるピタ スタイリッシュプレミアム
くるピタ スタイリッシュプレミアム
71,500円
→ 64,350円約1,220g
・シックなデザイン
・肩ベルトが格好良い
・3色(ネイビー・マリン、ブラック・マリン、ブラック・ガンメタ)
くるピタ 思いやり+ ブラックシリーズ
くるピタ
69,300円
→ 62,370円約1,190g
・シンブルなコンビカラー
・フィットちゃんの機能搭載
・3色(ブラック・マリン、ブラック・レッド、ブラック・グレー)
次の点は、全シリーズ共通です。
  • A4フラット対応
  • 反射材付き
  • 安全ナスカン
  • 6年間修理保証
  • ランドセルの名入れ(フルネームかイニシャルか選べる)
男の子向きは、黒と青がメインカラーになっています。

他の色のランドセルがほしい方は、男女兼用のランドセルをチェックしてみてください。

くるピタの男女兼用のランドセルランキング

くるピタにはユニセックスのランドセルが8種類ありますが、次のような希望がある方におすすめです。
  • 人工皮革ではなく、昔ながらの天然皮革にしたい人
  • 男の子で赤や紫などの色を使いたい人
素材にこだわりたい方や、性差にとらわれない色選びをしたい男の子はこちらをチェックすると良いでしょう。
種類 値段&重さ 特徴
ナチュラルレザー ジェンダーレスモデル
ナチュラルレザー ジェンダーレスモデル
93,500円
→ 84,150円
約1,340g
・高級な牛革
・シンプルなデザイン
・全4色(黒、ネイビー、キャメル、レッド)
ナチュラルレザー エスニックキャンプ
ナチュラルレザー エスニックキャンプ
69,300円
→ 62,370円約1,340g
・かぶせ裏がエキゾチックパターン
・ファスナーがランタン
・全5色(ブラック、ライトグレー、グラスグリーン、レッド、ネイビー)
コードバン クラシック ロイヤル
コードバン クラシック ロイヤル
96,700円
→87,120円
約1,500g
・最高級素材のコードバン
・一番高級なランドセルを使いたい方向き
・2色(黒・赤)
くるピタ カジュアルチェンジ ポケットモンスター
くるピタ カジュアルチェンジ ポケットモンスター
79,200円
→ 71,280円約1,080g~1,280g
・ピカチュウとモンスターボールの錠前
・特別製のカラー
・2色(レッド、イエロー)
くるピタ カジュアルチェンジ ポケットモンスター
くるピタ カジュアルチェンジ ポケットモンスター
74,800円
→ 67,320円約1,040g
・ピカチュウとモンスターボールの錠前
・通常カラーで安い
・2色(ブラック、イエロー)
カンゴール ヨーロピアンカジュアル
カンゴール ヨーロピアンカジュアル
66,000円
→ 59,400円約980g
・半かぶせ
・4色(ネイビー/チョコ・カーマイン/ボルドー・ボルドー・キャメル)
男女兼用タイプでも、次の点は共通です。
  • A4フラット対応
  • 反射材付き
  • 安全ナスカン
  • 6年間修理保証
  • ランドセルの名入れ(フルネームかイニシャルか選べる)

3. くるピタランドセル以外でおすすめのメーカー3選

『くるピタ』のランドセルのメリットやデメリットを知り、他のランドセルも知りたいという方のために、ここでは、私が著名なメーカーのおすすめを紹介します。

「セイバン」:2024年入学モデルで最もおすすめのメーカー

セイバン
「セイバン」はCMでもおなじみの国内に3つも工場をもつ最大手の大手ランドセルメーカーです。

背負いやすくする仕組み、6年間しっかり使える仕組みがトップクラスに充実しています。 先ほど紹介した背負いやすくするための「天使のはね」の他に、とにかく背負いやすい工夫が施されたランドセルです。

 
セイバン詳細データ
会社名 株式会社セイバン
主な使用素材 コードバン・牛革・クラリーノ
価格帯(税込) 42,570円〜84,150円
ラインナップ 34のモデル×豊富なカラー
 

「フィットちゃん」:低価格のランドセルが豊富なメーカー

フィットちゃん
「フィットちゃん」は背負いやすさ、丈夫さやコスパを踏まえ、セイバンの次におすすめのランドセルです。

背負いやすさ、丈夫にする工夫はピカイチで、特に壊れやすいと言われる背カンは10万回の耐久性テストを実施しています。

デザインも豊富で、値段の安いクラリーノを中心に、50モデルから幅広く選べるので、セイバンと合わせて検討すればぴったりなランドセルに出会いやすいです。

好みのランドセルがない場合も、1億通り以上のランドセルをオーダーメイドで作ってくれるので、お子さんやご家族の望み通りのランドセルが手に入ります。
フィットちゃん詳細データ
会社名 株式会社ハシモトBaggage
主な使用素材 コードバン・牛革・クラリーノ
価格帯(税込) 49,500円〜82,000円
ラインナップ 50のモデル×豊富なカラー+オーダーメイド
 

「池田屋」:牛革のランドセルが欲しい方は必ずチェックすべき

池田屋
「池田屋」は設立から70年以上経つ、老舗のランドセルメーカーです。

シンプルで高品質なのが魅力のメーカーで、牛革のランドセルは高品質なのに上記の2メーカーよりも安く買えるのが魅力的です。

また、牛革でも下記のように様々な色を選べるのも魅力で、本体とフチの色を自分で組み合わせる「カラーオーダー」も可能です。

牛革のランドセルを探している方は合わせて検討すべきメーカーです。
池田屋詳細データ
会社名 株式会社池田屋
主な使用素材 コードバン・牛革・クラリーノ
価格帯(税抜き) 53,000円〜 100,000円
ラインナップ 14のモデル×豊富なカラー
 

4. 失敗しないランドセルの選び方と男女別おすすめ6選

メーカーが決まったらメーカーの中からお子さんにぴったりのランドセルを選んでいきましょう。

お子さんの要望を取り入れながら選んでいただくのがベストですが、「どれにしたら良いかわからない」「何が違うのかわからない」という方のために、私なりの選び方とおすすめを紹介していきます。

4-1. ランドセルを選ぶ4つのポイント

下記の4つのポイントを押さえておけば、後悔する可能性を減らせます。
  • スタンダードな色を選ぶ
  • 全かぶせを選ぶ
  • 軽いものを選ぶ
  • なるべく上質な素材を使っているものを選ぶ
基本的に、「個性的で人と被らない」「子どもがどうしてもというから..」という理由で選ぶと失敗するリスクが高いです。

お子さんの希望を取り入れたい場合は、あなたがいくつかに絞り込み、その中から選んでもらうといいでしょう。

色:スタンダードな色を選ぶ

お子様と相談して好きな色のランドセルを選べば良いですが、周りとかぶらない個性的な色を選ぶと浮いたり、飽きたりすることもあるので注意が必要です。

通う予定の小学校の登下校をチェックしたり、知り合いから聞くなどして、通学予定の学校でみんなが使っている色を選ぶようにすると失敗するリスクを減らすことができます。

ちなみに全国規模ですと、以下のランドセル工業会のアンケートの結果が参考になります。
Qランドセル、何色を買いましたか?
 

やはり6年間使うことを考えると、男の子は「」「」、女の子は「」「ピンク」「水色」「」を選んでおくのが安心です。また、男女共に「茶色」を選ぶ人が増えてきたのが最近のトレンドです。

また最近はベースはオーソドックスな色なのに、差し色で差をつけられるものも多いです。もし「ちょっとおしゃれに」ということであればそのようなランドセルもおすすめです。

 

ランドセルの形:全かぶせを選ぶ

ランドセルの形は、基本的によくある「全かぶせ」のものを選びましょう。

今はメーカーによっては下記のようにかぶせの部分が半分しかない「半かぶせ」のものも出てきています。

ただし、全かぶせを選んでおいた方が後悔しにくいです。半かぶせを選ぶと下記のような失敗をしてしまうケースがあります。
  • ランドセルカバーや教材が対応していない
  • かぶせの部分にものを挟めない
  • 後ろから簡単に開けられるので、防犯上良くない
こういった感じで、おしゃれですが注意点が盛りだくさんです。無難に「全かぶせ」を選んでおくのがおすすめです。

重量:重すぎず、軽すぎないものを

ランドセルは軽い方がいいのではないの?という方もいらっしゃるかと思いますが、おすすめなのは重すぎず、軽すぎないものです。

重量としては1,000~1,400gを目安に選ぶと失敗しにくいです。

1,000gを切るようなランドセルもありますが、軽すぎるものは壊れやすい傾向にあるため、なるべくこの範囲内で選びましょう。

素材:予算の範囲でなるべく上質な素材を

値段別にコードバン>牛革>人工皮革と3種類ありますが、予算が許す限りいい素材のものを選んであげましょう。

高い素材は風合い、強度など、高くても選ばれる理由があるから売られています。

少なくとも、このページで紹介するブランドであれば高ければ高いものの方が質がいいので、予算が許す限り上質な素材を選んでいきましょう。

5. さいごに

くるピタのランドセルについて紹介してきましたが、参考になりましたか?

くるピタランドセルはユニークな錠前が付いていて、目立つこと間違いなしです。耐久試験を実施し、使いやすさにもこだわりがあるので6年間快適に使えます。