まずは、老人ホームの種類を知りましょう
老人ホームは細かく分けられていますが、大枠で8種類の中から、入居される方にあった施設を選ぶ必要があります。 民間サービス4種類、公的サービス4種類の合計8種類から選ぶ必要がありますが、 まずは、この8種類があるということだけ覚えておいてください。
民間のサービス
① 介護付き有料老人ホーム(要支援1〜) 24時間介護スタッフが常駐しているため安心。多くの人がイメージする老人ホームはこちら。 ② 住宅型有料老人ホーム(自立している方以上) 一般的な有料老人ホームと比べて、生活の自由度が高いです。自炊が可能で、自分のペースで生活を送ることができます。 介護付き有料老人ホームと比較してやや割安で入居可能とされています。 ③ サービス付き高齢者向け住宅(自立している方以上) バリアフリーの賃貸住宅で暮らすイメージです。 ④ グループホーム(要支援2〜) 認知症ケアが必要な方向けの老人ホームです。 ケアをうけないと行けない方はこちらになります。
公的なサービス
① 特別養護老人ホーム(要介護3以上の方) 公的な介護保険制度の一部として運営されているため、比較的安価で利用できる老人ホームです。 ② 介護老人保健施設(要介護1以上の方) リハビリテーションを必要とする高齢者が安心して生活できる施設です。 自立した生活に戻るための支援を受けるというイメージです。 ③ ケアハウス(自立されている方) 自立した生活を送りつつも一定の介護やサポートが必要な高齢者向けの施設です。 所得に応じて安価に利用できる特徴があります。 ④ 介護医療院(要介護1以上の方) 医療サービスが充実している老人ホームです。
老人ホームの探し方 3STEP
老人ホームの種類はわかりましたが、この中からどの老人ホームに入ればいいのでしょうか? 抑えておくべきは、次の3点です。 ① 老人ホーム入居者の「病状」「こだわり」「予算」をまとめる ② 入居エリアを決める ③ 希望にあった老人ホームに見学に行く それぞれ解説します。
STEP① 老人ホーム入居者の「病状」「こだわり」「予算」をまとめる
まずは老人ホームに入居される方の状態についてまとめましょう。 ・介護が必要なのか?その程度はどれくらいか?(要介護レベルはどれくらいか?) ・ケアが必要な持病はないのか?(認知症以外でも透析が必要など) などです。 この「入居される方の病状」が入居の際に問題になるケースがほとんどです。 入りたい老人ホームがあったけど、要介護認定されているから入居できなかった、持病のケアができないので入居できなかったなど とても問題になります。 病状以外だと、「ペットと一緒に入りたい」「ご飯が美味しいところがいい」「ケアが充実しているところがいい」など こだわり条件についてもある程度整理しておいてください。
STEP② 入居エリアを決める
入居エリアは、基本的には「家族など入居者に会いに来る方が通いやすい場所」で探したほうが良いです。 なにかと会いに行ったりする場面は多いからです。 家の近くでなくても、車で通える、電車で行けるなど、それくらいの条件で構いません。 逆に、遠くに暮らしていらっしゃる場合、そのあたりの老人ホームに住みたいという人もいるので、 ケース・バイ・ケースで考えておくとよいでしょう。
STEP③ 希望にあった老人ホームに見学に行く
STEP①、STEP②で条件をまとめたら、希望にあった老人ホームを見つけて見学に行きましょう。 「希望にあった老人ホームをどこで探したらいいのか?」については次の章で解説します。
希望にあった老人ホームをどう探せばいいか?
老人ホーム探しのサポートサービスは2タイプあります。 タイプ1: 老人ホーム相談サービスで店舗に出向いて相談しながら決める(店舗型・総合型) タイプ2: 老人ホーム検索サイトで自分で探す(オンライン型) 賃貸の部屋探しを例にとると、 タイプ1:ある程度条件を伝えると不動産会社の人がついてきて色々説明してくれる タイプ2:自分で老人ホームを選んで、自分で見学して決める。 といったイメージです。
おすすめの選び方としては、「検索サイトで探してある程度相場感などをつかんだ後に、電話や来店相談して決める」というのが良いと思います。 理由としては、「検索サイトで見つけて自分で見学してもダメでした」というケースが多すぎるからです。 さて、そんな時どこに相談すべきなのでしょうか? 以下からは、老人ホーム相談のおすすめサービスをまとめています。
老人ホーム・介護施設探しの大原則とは?
「資料請求したら、自分で見学して目で確認する」介護施設に行ってみないと、資料請求だけでは分からないです。現場で雰囲気を確かめる事が、最も大切ですし、数多く施設を見学することで、見る目が養われます。
また介護施設の比較サイトは、広告を掲載できる力のある老人ホームのみが掲載されています。利用者を増やして稼働率を上げたい介護施設側と、サイトを運営する会社にとってwin-winのビジネスモデルです。
比較サイトに載ってない、あるいは広告を出してない介護施設や老人ホームの中にもすばらしいところもたくさんあります。比較サイトのメリットは、選択肢を簡単に増やせることなので、割りきって使いましょう。
老人ホーム相談おすすめサービスランキング
1位LIFULL 介護(ライフル介護)
この商品のおすすめポイント
LIFULL 介護(ライフル介護)を運営する株式会社ライフシニアは、お部屋探しのホームズを運営する株式会社LIFULLの子会社です。 親会社がお部屋探しNo1サイトを保有しているだけあって、ライフル介護も施設掲載数No1となっています。 色々な検索軸で施設を探すことができるため、まずはどういった老人ホームがあるのか確かめたい人におすすめです。 総合型・店舗型ほどではありませんが、電話対応サービスも行っているので、大手に相談したいという方は、ライフル介護を活用するとよいと思います。
LIFULL介護のいい点
- 運営会社(例えばベネッセが運営している施設がいいなど)で、施設検索が可能
- 1年以内に新設された “新規オープン施設” の検索が可能
- 比較検討リストに気になった介護施設を保存し、まとめて資料請求が可能
- オンライン見学ができる介護施設を検索できる
- 地方でも、施設の詳細情報が充実している
- 情報が充実しているので、介護施設について勉強できる
- 施設の写真、画像、入居条件など、サイト全体が見やすい
2位老人ホーム相談プラザ
この商品のおすすめポイント
老人ホーム相談プラザは、関東を中心に介護サービスを複数展開する株式会社ケアミックスが運営する老人ホーム相談サービスです。 20店舗以上の相談店舗を関東に展開している業界No1サービスであり、電話だけでなく対面で相談することが強みとなっています。 そして、こちらのサービスのおすすめポイントは、「総合老人ホーム相談サービス」という点です。 他のサービスと違って、見学付き添いや引越しなど施設入居前後のサポートなど、細かいところまで支援してくれます。 そこまでのサービスがあるにも関わらず、無料で使えるというすごいところ。 本当にいいところを選びたいという人におすすめできるサービスです。
3位ロイヤル介護
この商品のおすすめポイント
ロイヤル介護は、東京ロイヤル株式会社が運営する老人ホーム相談サービスです。 東京ロイヤル株式会社はロイヤルハウジングという不動産会社の子会社となります。 関東のショッピングセンターを中心に対面で相談できる店舗を10店舗以上展開しておりアクセスがよいです。 店舗型の老人ホーム相談サービスで見学付き添いなども行ってくれます。 店舗に行って対面で相談したいという方におすすめできる老人ホーム相談サービスです。
4位有料老人ホーム相談館
この商品のおすすめポイント
株式会社ケアプロデュースは、老人介護に関連するサービスを複数展開しています。 その中の老人ホーム相談サービスが「有料老人ホーム情報館」です。 関東を中心に幅広い施設をあつかっているほか、無料電話相談をはじめ、横浜・世田谷に店舗があるため、対面で相談することもできます。 介護事業を複数行っているケアプロデュース社だからできる丁寧なサービスがおすすめポイントです。
有料老人ホーム情報館のいい点
- 東京・神奈川・千葉・埼玉に関しては、施設情報が充実している
- 成年後見、家族信託の士業との連携がある
- 施設見学・説明会などのイベントでの検索ができる
- 訪問相談・施設への現地同行も希望すれば、行ってくれる
有料老人ホーム情報館のマイナス点
- 地方の施設は、検索してもゼロということもある
5位みんなの介護
この商品のおすすめポイント
みんなの介護は、株式会社クーリエが運営する、老人ホーム相談サービスです。 他の老人ホーム相談サービス同様に、施設掲載数は日本最大級をうたっています。 空室更新が他のサービスに比べて早いこと、画像が充実しているところが特徴であり、老人ホーム検索しやすいサービスとなっています。
6位かいごDB
この商品のおすすめポイント
かいごDBは、株式会社エス・エム・エスが運営している老人ホーム検索サービスです。 ヘルパーによる訪問介護やデイサービスなどの検索もできる点が特徴としてあげられます。 介護領域で多くの事業をおこなうエス・エム・エス社の強みによるものでしょう。
かいごDBのいい点
- 東証一部上場の株式会社エス・エム・エスが運営
- 訪問介護(ヘルパー)や通所介護(デイサービス)などの検索もできる
- 空室数、入居待ち人数が分かる施設もある
- 利用者家族の施設口コミ・評判が掲載されている施設もある(真偽は保障されてない)
- 施設見学チェックシートがダウンロードできる
かいごDBのマイナス点
- 読み物としては、コンテンツはそんなに充実していない
- 地方の介護施設の掲載数がかなり少ない
地域包括支援センター、居宅介護支援事業所、ショートステイなどの検索ができるところが、他のサイトにはない最大の特徴です。介護施設探しだけでなく、介護保険サービス全体の検索サイトとして使えます。
7位探しっくす
この商品のおすすめポイント
探しっくすは、介護関連事業を複数展開する株式会社あいらいふが運営する有料老人ホーム検索サービスです。 各こだわりポイントから老人ホームを検索することができます。 長年老人ホーム相談サービスを行っているので老舗としての信頼感があります。
探しっくすのいい点
- 早分かり用語集(PDF)をダウンロードできる(無料)
- SNS発信(twitter、LINE、Facebook)をしているので、最新情報のキャッチアップがラク
- もし介護施設入居で不動産売却が必要になったら、査定サイトへの入口もある
探しっくすのマイナス点
- 地方の介護施設は、検索してもゼロということもある
8位ケアスル介護
この商品のおすすめポイント
ケアスル介護は、インターネット事業を複数展開する株式会社Speeeの運営する、老人ホーム相談サービスです。 関東最大級の施設系差数をうたっているほか、インターネット企業ならではの検索のしやすさなどが強みです。
あなたにピッタリの老人ホーム探しを!
本記事では、おすすめ人気の老人ホーム相談サービスを紹介しました。 色々な施設があるほか、時期によっても入れる入れない決まってくるので、うまく老人ホーム相談サービスを活用して あなたにぴったりの介護施設を探してみましょう。